年収1億円の思考法とは?『ウォールストリート式年収1億円の条件』(菅下清廣)を読む。

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みなさんこんにちは、Junです。

本日紹介する本は、『ウォールストリート式年収1億円の条件』(著:菅下清廣)です。

 

 

著者の菅下清廣さんは、国際金融コンサルタントであり、経済評論家でも活躍されている方です。新卒で大和証券に入社した後、世界最大の証券会社であるメリルリンチに若くして入社し、世界トップクラスの成績を上げられます。

その後も、アメリカの名門投資銀行であるキダー・ピボティや、資産運用会社であるラザード・ジャパン・アセット・マネジメントでも代表取締役として活躍され、現在はスガシタパートナーズ株式会社社長として活動されています。

まず「人の役に立つ人間」になる

この本では、「一流の成功者になるための心構え」について、金融マンとしての菅下さんの経験からわかりやすくまとめられています。

「人と同じことをしている限り、人と同じ結果しか残せない」

多くの人たちは、この当たり前の現実をいとも簡単に受け入れています。ということは、優れた結果を出すのは簡単で、人のやらないことをすればいいのです。(P26)

 

これって本当に忘れがちな真実ですよね。何か人との違う結果を出したければ、人とは違う意識を持って、違う行動を積み重ねていかなければなりません。

 大和証券メリルリンチでトップクラスの実績をあげていた著者が当時心がけていたのは、次のようなことだったそうです。

・給料以上の働きをする(自ずとスキルアップがはかれる)

・何事も最初から難しいことにチャレンジする(ラクを求めずに頑張った経験は、先行投資としてあとから何十倍にもなってかえってくる)

・人が休んでいる時間に努力している人は、その分だけリードする。

・まず、「相手のメリット優先」で動く。

 

著者がメリルリンチに転職後、はじめての顧客である大手商社の財務部長に対して、「自分が説明したいこと」ばかりを話していた結果、「帰ってくれ」と言われてしまったという著者。

そこから「自分の営業よりも、相手のためになることを最優先に考える」ことを実践し、役に立ちそうな本はその部長の分も買っていったり、独自の投資情報レポートなどを提供し続けた結果、約200億円の案件を発注してもらえたそうです。

「どうしたら相手からお金が取れるか」を考えるのではなく、「どうしたら相手の役に立てるか」を考えていたら、結果的に大きなお金がついてきたのです。(P45) 

 

自分のために動くと、自分が想像できる範囲の小さな世界しか拓けません。ところが、誰かが望むことや人のためになることを優先していると、どんどん場が広がり、自分のステージも上がっていきます。(P46)

 

まずは、「相手から必要とされ、役に立つ人間になる」ことが大切なんだなと思います。

稼ぐために必要なのは「未来予測力」

投資銀行という切った張ったの相場の世界で成果をあげてきた著者。

相場に限らず、ビジネスで成功し、経済的に豊かになるために必要なのは「未来予測力」だと言います。「未来予測力なしに1億をつくり出せる人間にはなれない」とも。

では「未来予測力」はどのように身につけるのか?

著者は、次のような公式にまとめています。

「未来予測力=過去の歴史の検索+自分の想像力」

 未来に起こることは、過去に起こったことが形を変えて出てきているだけ。

リーマン・ショックという出来事は1回だけだが、同じようなことは過去も何度も起きている。

だから、自分の関心分野における「過去」、すなわち「歴史」を学ぶことが重要なわけですね。

しかし、過去の歴史を知るだけでは十分でないと著者はいいます。

「想像力」を鍛えるためにやるべきこと

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加えて必要なのが、「想像力(インスピレーション)」自分なりの「仮説」を浮かべる力です。

では、想像力を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか?

想像力豊かになるためには、できるだけ幅広くいろいろな芸術や文化に触れ、そのなかで自分の感性に響くものを見つけること。そして、日々、「感性で反応する習慣」を身につけることです。 (P88)

 

美術であれ、音楽であれ、文学であれ、それに触れたときに自分の感性が反応するというような、一種のメンタルトレーニングを繰り返してください。 (P90)

「感性で反応する習慣」ってとこが個人的にビビっときました。知らぬ間に頭でごちゃごちゃ考えたりしてしまうことってありますよね。

ちなみに、著者は、芸術鑑賞もさることながら、次の4つの方法で想像力を鍛えたそうです。

1.小説を読む

名作と言われる小説を読むことで、自分が登場人物になったような疑似体験ができ、想像力が鍛えられます。著者おすすめの小説家は、「司馬遼太郎」「池波正太郎」「伴野朗」だそうです。

2.戦史を読む

「まずは、歴史書を読め。経済や金融の本よりも、歴史書の方が大事なくらいだ。その歴史の中でも、特に戦史を読め」

 

著者が、メリルリンチ時代のアメリカ人の先輩に言われた言葉だそうです。

特に、三国志』における「五丈原の戦い」からは、相場の世界の駆け引きや決断のヒントをつかむことができた、と述べています。

3.自叙伝を読む

経済界や政界で成功した先人の自叙伝を読むことで、成功者の決断などを疑似体験できるといいます。

「その人物になりきる」ようなつもりで読むことで多くの人生やビジネスのヒントを得ることができます。著者おすすめの本は『日本策士伝』(中公文庫)だそうです。

4.チャートを読む

景気の波を読む解くことができる「チャート」は、想像力を鍛える格好の材料。

「仮説を立てて、チャートを読む訓練」を続け、自分なりに株式投資や為替取引などをしてみる実践の数を増やしていくことで、未来予測力は格段に鍛えられるといいます。

「人に好かれる技術」を身につける

成功に不可欠である「人脈術」について。

一流の人と付き合っていくためには、自分自身が魅力的な人間になる必要があります。

では、魅力的な人間になるためには何に気をつければいいのでしょうか?

①健康

相手に好印象を与える健康状態を保つこと

②知性と上品さ

話題に事欠かない文化的教養を身につける

➂気前の良さ

お金をつかうことで1つ上のステージに進む

④表情と清潔さ

笑顔でいることで人脈を引き寄せる

(P145)

 

すごくシンプルなことだけど、この基本を徹底することって結構難しいですよね。

特に、「気前の良さ」。私自身、著者の次の言葉が刺さりました。

私たちがお金を稼ぐのは、使うためです。儲けたらその分、使うことで、人は一段高いステージに上がっていきます。ケチで溜め込んでばかりいたら、いつまでもその人は低いレベルにとどまります。 (P144)

 自分自身の価値を高めるための「自己投資」にお金を使うことにためらってはいけませんね。

まとめ

自分的にお気に入りの1冊である本書。

この記事に書いたこと以外にも、経済的に豊かになっていくためのマインドセットについて、めちゃめちゃ参考になる内容がたくさんあります。

特に、最終章「一流の成功者になるための15のルール」は、個人的にかなりヒットして、実践するよう心掛けています。

ぜひ皆さんも手に取ってみてください!