9月の19~22日、福岡と長崎に旅行に行ってきました。個人的には初めての福岡・長崎だったのですが、とても楽しめました。今回は実際の長崎観光の1日コースについて紹介します。
長崎入りするも台風17号が直撃
21日(土)の昼から夕方にかけて、福岡から長崎まで車で移動し、チェックインのため宿泊するホテルオークラハウステンボスへ。
ホテルオークラ ハウステンボスは、ハウステンボスと併設してつくられてるので、徒歩1分くらいでハウステンボスに入場することができます。
しかし、この日は台風17号が北九州に最接近している日。長崎への移動中も雨がかなり降っていたのですが、ホテルに到着してからはとんでもない風雨で、一歩もホテルから出ることはできませんでした(/_;)
長崎はあまり台風が来ない場所らしく、ホテルのスタッフの方も結構驚いてました。
夕食は、ホテルオークラ内の日本食レストラン「さくら」で、4500円の懐石コースを美味しくいただきました。
長崎市観光に出発
翌日は、台風も無事すぎて良い天気。ホテルの朝食はビュッフェ形式でおいしくいただきました。
その日の夜23時までには福岡の天神にレンタカーを返さなければいけないことになっていたので、まずは長崎市の観光をしてからハウステンボスに戻ってきて、ハウステンボスを楽しみ、その後で福岡に車で帰るという流れにしました。(ハウステンボスの隣のホテルに泊まった意味...笑)
ハウステンボスのホテルから長崎市までは車で約1時間30分ほど。
坂本龍馬が大好きなので、龍馬ゆかりの地をまず回ることにしました。(もちろん司馬遼太郎『龍馬がゆく』を携えて行きました笑)
まずは、亀山社中跡、風頭公園の龍馬像へ
龍馬が中心となって設立された、日本初の貿易商社とも言われる亀山社中。維新の回天を起こした薩長同盟も亀山社中の活躍があったからこそ。
長崎には実際に龍馬がその亀山社中の拠点とした民家の跡があります。
最寄りの駐車場に車を停めてから向かったのですが、かなり石畳の階段を上ります。
10分くらい階段を上ってようやく到着しました。
拝観料は大人300円。実際に龍馬たちが使用していた畳の部屋が残っています。(受付などの部分は増築されたもの)
等身大の龍馬の写真や、龍馬が来ていた袴、所持していた刀や鉄砲などのモデルが置いてあったり、当時書いていた手紙などが展示されていました。
その後、長崎港を見下ろすように立つ龍馬像がある風頭公園に向かいました。亀山社中跡からさらに階段や坂を上ります。(10~15分くらい)
到着すると、高さ3mくらいのブーツ姿の龍馬像が長崎の地を見つめています。かっこいい。やや天気が曇りがちだったのが少し残念。
司馬遼太郎『龍馬がゆく』からの抜粋も石碑となっています。(『龍馬がゆく』第6巻からの抜粋ですね)
船が長崎の港内に入ったとき、竜馬は胸のおどるような思いをおさえかね、「長崎はわしの希望じゃ」と陸奥陽之助にいった。「やがては日本回天の足場になる」とも言った。
風頭公園を後にして坂をしばらく下ると「亀山社中資料展示場」があります。(看板をたどっていけば着きます)
なんとここでニューヨークから1人で観光に来ていたおじさんと知り合うことができました。旅というのはこういう偶然の出会いがあるから面白いですね。(しかもプロのドラマー。自分もドラムを趣味でやっているのでめっちゃテンション上がりました)
風光明美な長崎の景色を望めるグラバー園へ
龍馬ファンとしてのミッションは果たしたので、長崎港近くにあるグラバー園に行くことに。亀山社中などの龍馬ゆかりの地からは車で5~10分くらいで着きます。近くの駐車場に車を停めていざ行かん。
グラバー園は、幕末の日本で活躍したスコットランド人の貿易商人であるトーマス・グラバーの邸宅があり、当時の洋風建築や庭園、さらに長崎港の素晴らしい景色を楽しむことができます。国の重要文化財にも指定されています。
グラバーと言えば、(亀山社中が仲介して)長州藩に軍艦を売ったことでも知られています。その際に、長州藩を代表してグラバーとの交渉にあたったのが、若き日の伊藤博文と井上聞多(後の井上馨)でした。2人は実際にこのグラバーの邸宅まで来て、泊まっていったようです。
このあたりのエピソードも、『龍馬がゆく』の第6巻に詳しく書かれています。
隠れキリシタンの歴史を感じられる大浦天主堂
長崎と言えば、キリスト教に対する禁教令が発布された徳川時代においても数多くの隠れキリシタンたちが存在・活動していた地として有名です。
天草四郎が率いた、日本最後の宗教戦争と言われる島原の乱も長崎で起こりましたよね。
大浦天主堂は、徳川時代の末期、幕末の1864年に建てられたキリスト教教会です。現在は、国宝にも指定されています。
拝観料は1人2000円と少しお高めですが、美しい教会の礼拝堂や、日本におけるキリスト教の歴史資料などに触れることができるので、十分価値があると思います。
信仰のために命を捧げた日本のキリシタンたちの壮絶な生き様を肌で感じることができます。
締めくくりとして、いざハウステンボスへ
長崎市から車で1時間半かけてハウステンボスに戻ってきました。到着したのが17時頃だったので、アフターファイブチケット(1人: 4900円)を購入。
意外でしたが、ハウステンボスってかなり広いんですね。園内にバスが走っており、エリア間を移動することができます。
あまり、時間もなかったので、回れたアトラクションは少なかったのですが、印象に残っているのは、やはりVR系のアトラクションですね。VR逆バンジー、VRジェットコースターなど、最新テクノロジーを使った体験型のアトラクションですが、そこそこ楽しめました(笑)
ただ、正直クオリティは、USJなどのVRには及ばないかなというところでした。
ディズニーのように強いコンセプトで全体が統一されているわけではなく、なんというか色んなアトラクションなどがちゃんぽんになっている印象でした。長崎だけに。
期間限定で開催されている夜のイルミネーションはとてもキレイでしたよ。
子供連れなら、子供と一緒に楽しめると思います!
まとめ
ということで、初の長崎観光についてでした。
1日しか回れなかったのですが、とても密度濃く楽しめたと思います。
なんらかの参考になればうれしいです。